「助産所わ」のブログ

奈良市にある「助産所わ」のブログです。 令和とともに、産後ケア専門の助産所としてリニューアルオープンしました。

本日、奈良市の副市長さんと面談し、「産後ケア事業の充実に関する要望書」を提出しました。

要望事項は
①産後ケアを必要とする全ての母子にサービスが提供されるよう、予算の見直しを要望いたします。
②産後ケア事業の対象者を出産後1年までと変更し、同時に、産後ケア事業にアウトリーチ型を新設されることを要望いたします。
③産後ケア事業の委託料の増額を要望いたします。
この3つです。

今回は実際に産後ケアを利用された方や、利用したかったけれど利用できなかった方のコメントもいただき、それらも文書にしてお渡ししました。
また、産後ケア事業の委託料と実際の経費の差をお示しした文書なども提示させていただきました。

副市長さんは、「産後ケア事業の現状などがわかりました。他市町村などの現状などもよく調べて、今後、前向きに検討していきたい。」とおっしゃってくださいました。

今年度に事業内容が変わるとは思っていません。
でも、次年度には、妊産婦さんにも、事業の担い手にも良い方向に行くのではないかと期待はできます。

とりあえず、もうしばらく頑張ります。

以下に要望書を貼ります👇
産後ケアに関する要望書1

産後ケアに関する要望書2
助産所 わ
〒631-0806  奈良市朱雀1丁目13-10
TEL    0742-93-7257
eメール jyosansyowa@yahoo.co.jp
URL  https://www.jyosansyowa.com


やはり、奈良市の産後ケアは、次年度(4月)から委託を受けないことになりました。

今まで当院で産後ケアを受けておられまた利用したいと思っていた方、
これから産後ケアを受けようと思っていた方、本当に申し訳ありませんmーーm

*生駒市は、担当課の皆さんが頑張って委託料アップを勝ち取ってくださったので、要望額どおりではありませんが、委託を継続することになりました。
*木津川市に関しては、奈良県内ではなく、奈良県助産師会の統一見解が通用しないので、このまま委託を継続いたします。


私費での産後ケア(産褥入院)は現在、1泊2日で¥50,000としており、かなりハードルが高いと思います。(ただ、この設定額でもギリギリなのです・・・)

なので、様々な指導や乳房マッサージ・沐浴などを含めた、訪問による産後ケア(2時間)を開始します。
出張費込みで¥12,000です。

産後に、母乳のことでお困りだったり、育児指導・沐浴指導が必要な方や、単に乳房マッサージと沐浴をしてほしい方、赤ちゃんを預かってもらって寝たい方も、こちらをご利用ください。


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助産所 わ
〒631-0806  奈良市朱雀1丁目13-10
TEL    0742-93-7257
eメール jyosansyowa@yahoo.co.jp
URL  https://www.jyosansyowa.com


3月中頃に確定申告を済ませ、あらためて助産所の経営について考えさせられました・・・

令和1年6月から奈良市の産後ケア事業の委託をうけており、22カ月が過ぎようとしています。
この間受け入れたショートステイ(1泊2日3食付き)が58回、デイケア(9時間2食付きの日帰り)が40回でした。月平均にするとショートが2.63回、デイが1.81回です・・・(今年度は木津川市からの依頼が3件ありました。)
(それを加えて)単純に計算すると、産後ケアでの一月の収入が¥115,500。
必要経費(家賃・光熱水費・通信費・食材費)が少なく見積もって¥110,000。
その差額の¥5.500が私の労働対価なのです・・・

当初、もっと依頼数が多いものと思っていました・・・
二人同時に利用していただくことなども想定していました・・・
産後ケア入院を受け入れるために、この建物を借りているのです・・・


産後ケア事業の実施主体は各市町村なので委託料は自治体ごとに違います。
産後ケア事業を実施するときに、病産院ではいったん退院した人は受け入れ困難なケースが多いです。ホテル形態の産後ケア施設では、育児指導や母乳の相談などには対応できない(産後ケア事業のガイドラインにも、生後4か月までの産後ケアは助産師が主体となって行うようにと明記されています)ので、既存の助産院を活用している自治体さんが多いです。

でも、助産院は、一般の病院とは違い、空きベッドに産後ケアの方を受け入れているわけではありません。お一人の産後ケアの方のために、助産師が24時間(実質は準備・片付けも入るので26時間)勤務するのです。3万円チョイの委託料の中から食材費・光熱水費・調理員の人件費(私は人件費は出せないので、ほとんど自分で調理していますが)などを引いたら、いくら残ります?

しかも、役所ときたら、土日も関係なく依頼してきます。(自分たちは休みなのに・・・)

この3月は、駆け込み需要なのか、何故か依頼が多いのですが、上の実態がわかっているので、自分が毎日当直でしんどくても、人を雇うことはできません・・・
ざっと計算したら、こんなに頑張って働いても、私の時給は¥1000以下でした・・・

絶対にやっていけるはずありません。
もう、無理です。

産後ケア事業を受けている助産所が連名で、毎年、市には値上げ交渉をしているし、
昨年は市議会でも取り上げられました。
でも、値上げはされませんでした・・・

困っているお母さん方の力になりたいとこれまで頑張ってきましたが、本来、市が担うべき産後ケア事業が、私たち(人がいい)助産所のボランティアで成り立っているこの現実。

何だか、バカらしく思えてきたのです。

今の時代、産後ケアはとても重要なことだとは重々承知しているのです。
先日も、講義でお話までしました・・・

でも、もう無理かもです。
産後ケアを受けたくても受けられないお母さん方、本当に申し訳ありません。FullSizeRender

助産所 わ
〒631-0806  奈良市朱雀1丁目13-10
TEL    0742-93-7257
eメール jyosansyowa@yahoo.co.jp
URL  https://www.jyosansyowa.com


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